国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の石油精製・石油化学コンビナート(RAPID)において、エチレン製造設備であるスチーム・クラッカー・コンプレックス(SCC)の建設が開始。
RAPIDプロジェクトの建設が本格的に動き出した。
ペトロナス・リファイナリー・アンド・ペトロケミカルズ・コープが26日に発表した声明によると、SCCは6月15日に着工式を開催。SCC全体の建設・施行を請け負っている東洋エンジニアリングの幹部らが出席した。PICは2019年に稼働を開始し、2019年年央の商業運転開始が見込まれている。
RAPIDは、ジョホール州で進められているペトロナス・ペンゲラン総合石油コンプレックス(PIC)開発の一環として開発されている。
東洋エンジニアリングが、エチレン製造設備、分解ガソリン製造設備、ブタジエン抽出設備、ベンゼン抽出設備などの設計、機器資材の調達、工事、試運転一括を請負っている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、6月29日)