日本政策投資銀行、ボーイングと航空機ファイナンスで提携

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日本政策投資銀行とボーイングが業務提携
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日本政策投資銀行(DBJ)とボーイング・キャピタル・コーポレーションは、航空機ファイナンス分野で協力を進めるためのアクションプランで合意し、業務提携した。

DBJは、2011年に航空機ファイナンス市場に本格参入し、日本を航空機ファイナンスのアジアのハブとするため、日本の金融機関の同市場への参入を支援してきた。一方で、ボーイング・キャピタルは、東京での定期的なセミナーの開催、シアトルでの研修機会の提供を通じて日本の金融機関の航空機ファイナンスビジネスの発展を支援してきた。

世界の民間航空機市場は、年々拡大しており、今後20年間で運航機数は現在の約2万機から4万機へと倍増する見通し。これに伴って、航空機ファイナンス市場も2009年の約620億ドルから、2015年には1250億ドルへと倍増、今後も年間5~10%拡大していく見込み。

これらを背景にした旺盛な資金需要に対応し、航空機製造業と航空機ファイナンス市場の健全な発展を支援するため、両社は協力関係を深める。

具体的には、航空機ファイナンスの新たな手法の開発や、既存の高度な手法の日本への導入、日本の資本市場の活用とそのための市場環境整備、地域金融機関や機関投資家などが航空機ファイナンスのスキル・ノウハウを得る機会の提供などで協力する。

DBJは、ボーイング・キャピタルの支援を得て、7月から、世界の航空機ファイナンス市場の主要関係者が集まる非営利組織であるアビエーション・ワーキング・グループに加盟する。

《レスポンス編集部》

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