英国の高級車メーカー、ベントレーは6月11日、英国で6月25日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」のヒルクライムに、『コンチネンタルGTスピード』で参加すると発表した。
ベントレーは2012年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、新型コンチネンタル GTスピードを初公開。コンチネンタルGTスピードは、『コンチネンタルGT』をベースに、さらなる高性能化を追求したモデル。
3月のジュネーブモーターショー15では、コンチネンタル GTスピードが2012年のデビュー以来、初の大幅改良を実施。外観は、フロントがバンパー、グリル、フェンダーのデザインを変更。グリルはやや小型化され、フェンダーはグラマラスさを増した。フェンダーのエアベントも目を引く。リアはバンパーとトランクリッドが新デザイン。足元のホイールも新形状。ディフューザーも新しい。
室内は、ステアリングホイール、パドルシフト、コンソール、各種スイッチを新デザインとした。英国の仕立てのいいジャケットをモチーフに、シートにはダイヤモンドキルト加工が施される。
エンジンは引き続き、ツインターボで過給された6.0リットルW12気筒ガソリン。最大出力635ps、最大トルク83.6kgmを引き出す。最高速331km/hの性能を備えている。
このコンチネンタルGTスピードが、グッドウッド名物のヒルクライムに参加。5月、英国ウェールズの国立公園、ペンディン・サンズでの最高速記録を、88年ぶりに塗り替えたコンチネンタルGTスピードの最高速記録車が出走する。ペンディン・サンズの砂浜の上を駆け抜けた際の最高速は、290km/hを計測している。