日本航空(JAL)は、7月1日から適用する、日本発国際貨物燃油サーチャージを引き上げると発表した。
基準となる2015年5月のジェット燃料の平均価格が1バレルあたり77.76米ドルに上昇したため。
サーチャージ額は米州・欧州など遠距離路線が1kgあたり59円と7円アップ、アジア遠距離路線が45円と6円アップ、アジア近距離路線(香港・中国・フィリピン・韓国・グアム・台湾)が33円と5円の値上げとなる。
JALは、2009年度から日本発国際貨物燃油サーチャージを毎月見直している。
一方、JALは8月から発券する国際線旅客の燃油サーチャージは現行据え置く。
国際線旅客の燃油サーチャージは、2カ月ごとに、直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づいて見直している。2015年4月から5月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり74.76ドル。これに同期間の為替平均1ドル=120.10円を乗じたシンガポールケロシン市況の円貨換算額は8979円で、8月から9月に発券される航空券に適用される燃油特別付加運賃が現行と同じZone C(8000円基準)のため、据え置きとなる。