KPJヘルスケアは、高齢者の介護ビジネスの成長ポテンシャルに着目しており、国内で今後需要が増えると見られている高齢者の介護事業に本格参入する計画だ。ザ・スターが報じた。
アミルディン・アブドル・サタル社長は28日開かれた年次総会において、市場規模などについて調査を行っており高齢者の日常生活介護に必要な設備などについて検討を行っているとコメント。市場の状況により参入時期を決めるが、向こう2-3年の間に市場規模及びサービスの内容について決断すると語った。
現在、KPJヘルスケアは豪州クイーンズランド州のジェタ・ガーデンズにおいて高齢者のケア施設を運営している。2014年12月末時点での豪州の高齢者ケア施設の売り上げは2,950万リンギとなり、前年の2,800万リンギから増加した。同社はまた、クアラルンプールにある「タワカル・ヘルス・センター」やサラワク州シブにある施設でも高齢者のケア事業を行っている。
KPJヘルスケアは今年の決算で売り上げを10%増加させることを目標としている。私立病院や医療保険の利用者数が増えていることから今後も医療への受容は高くなると見込んでおり、今後も国内市場を中心とした事業を推進する予定だ。