フィアット欧州販売13.4%増、Aセグで28か月連続首位 4月

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イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は5月19日、4月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は7万8957台。前年同月比は13.4%増と、8か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比9.7%増の5万9672台と、5か月連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、引き続き販売を牽引。フィアットブランドが4月、欧州Aセグメントにおいて、28か月連続で市場シェア1位を確保した。4月実績は、パンダが19.5%増の1万5300台。500は14.6%増の1万5200台を売り上げる。『500L』は21.6%増。SUVの『500X』も、ほぼ7000台と好調。

また、ランチア/クライスラーは、前年同月比1.6%減の6132台と、2か月連続で減少。アルファロメオは4900台を販売。前年同月比は9.6%減と、2か月連続で前年実績を下回った。

ジープブランドは、前年同月比172.3%増の7260台と、16か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。

国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。4月実績の前年同月比は、イタリアが24.8%増、スペインが11.1%増。フランスも12.3%増と伸びた。

また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは4月、欧州で合計984台を売り上げている。

《森脇稔》

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