マレー鉄道(KTM)電化複線化事業(EDTP)のゲマス-ジョホールバル線が「第11次マレーシア計画」(11MP、対象期間2016-2020年)のもとで再始動する。5月22日付のニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
同プロジェクトは、10年ほど遅延しているが、21日下院議会で11MPを発表したナジブ・ラザク首相は、重点プロジェクトの一つとして同プロジェクトを推進すると表明した。再開時期などの詳細は明らかにしなかった。
ゲマス-ジョホールバル線は、全長200キロメートル。これまでEDTPプロジェクトには240億リンギが投資されており、ポートクラン-バトゥ・ケーブ、ラワン-イポー、イポー-パダン・ベサル、セレンバン-ゲマス間が完成している。
11MP計画の鉄道プロジェクトでは、EDTPのゲマス-ジョホールバル線のほか、クアラルンプール(KL)-シンガポール間を結ぶ高速輸送システム(HSR)や軽便鉄道(LRT)3号線(バンダル・ウタマ-クラン間)、大量高速輸送(MRT)システム2号線(スンガイブロー・プトラジャヤ間)が推進される。