建設大手のマレーシア・リソーシズ・コープ(MRCB)は、首都圏クランバレー・鉄道複線(KVDT)の設備更新事業第1期を受注したことを明らかにした。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
第1期はラワンとスンガイベシのサラク・サウス間の40キロメートルが対象。契約発行日は4月13日となっており、3年内の完成を見込んでいる。複線化事業は1995年にインディアン・レールウェイ・コンストラクションとマレー鉄道(KTMB)が共同で完成させたもので、レール交換やフェンス建設、排水設備などの更新などが必要となっていた。
MRCBがDMIA社と設立した合弁会社、MRCB-DMIAを通じて行うもので、事業総額は12.5億リンギとなっている。DMIA社は、KLIAエクスプレス開発やウエストポーツまでの鉄道開発に参加した実績があるという。
KVDT設備更新事業は2期からなっており、残る第2期はサラク・サウス-セレンバン間とKLセントラル-ポートクラン間で総延長は110キロメートル。MRCB-DMIAは第2期の獲得も目指している。