アリタリア-イタリア航空、エールフランス-KLMとの包括連携協定を継続せず

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アリタリア-イタリア航空は5月19日、エールフランス-KLMグループとの包括連携協定を継続しないと発表した。協定は2017年1月に終了する見込み。

シルバーノ・カッサーノCEO(最高経営責任者)は「協定は、新しいアリタリアと野心あふれる改革計画にとって、商業的にも戦略的にも、もはや有益ではない。協定が結ばれたのは今と全く異なる状況(2009~10年ごろの経済的苦境)だった。結果として、協定は相手にとって好都合になっている」と述べた。

協定の今後について、カッサーノCEOは「互いに受け入れ可能な解決策を見いだすため、さらなる話し合いを行う余地は残されている」としつつ、透明性と確実性の向上に見通しが立たないため、エールフランス-KLMとの関係を継続しない意思を表明したとしている。

今後のアリタリアは、インバウンド観光市場の復活、イタリア人旅客へのより良いサービスの提供、国内製造業の輸出ニーズの解決に力を入れていく方針。

《日下部みずき》

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