クアラルンプール-星高速鉄道計画が遅延の公算 2020年に間に合わず

マレーシア クアラルンプール(KL)とシンガポールを結ぶ高速鉄道(HSR)プロジェクトについて、シンガポールの「ビジネス・タイムズ」は2020年に設定している開業目標に間に合わない公算が強いと報じた。

エマージング・マーケット 東南アジア

クアラルンプール(KL)とシンガポールを結ぶ高速鉄道(HSR)プロジェクトについて、シンガポールの「ビジネス・タイムズ」は2020年に設定している開業目標に間に合わない公算が強いと報じた。未解決の問題が山積しているためだという。

同紙が消息筋の話として報じたもので、2年遅れの2022年開業が現実的な目標だとしている。情報筋は同紙に対し「遅延が必ずしも悪いというわけではない。これは巨大なプロジェクトであり、スムーズに進めるためには問題整理のために多くの時間が必要だ」と述べた。

同紙はまた、資材の調達や建設工事などの契約についても、交渉ベースで決定される見通しだが、まだ詳細は決まっていないとしている。

同プロジェクトは2013年に両国間で合意したもので、総工費は400億リンギとされる。計画案では全長310-350キロメートルで、KLからネグリ・センビラン、マラッカ、ジョホール州を通ってシンガポールを結ぶ。実現すれば、両国の首都をこれまでの8時間から90分に短縮できるという。

広瀬やよい

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