電気化学工業、マレーシアのPOSCOを子会社化

電気化学工業(本社・東京)は23日、マレーシアの建設資材メーカーであるPOSCOベンチャーへの出資比率を29%から90%に高め、子会社化したと明らかにした。

エマージング・マーケット 東南アジア

電気化学工業(本社・東京)は23日、マレーシアの建設資材メーカーであるPOSCOベンチャーへの出資比率を29%から90%に高め、子会社化したと明らかにした。

電気化学工業が100%出資する東南アジア地域事業統括会社デンカ・ケミカルズ・ホールディングス・アジア・パシフィックを通して行う。同社はPOSCOの完全子会社化も計画しており、買収総額は約9億円となることが見込まれている。

電気化学工業は、2013年11月にデンカ・ケミカルズ・ホールディングス・アジア・パシフィックの下に特殊混和材事業の地域事業統括会社デンカ・インフラストラクチャー・テクノロジーズを設立し、2014年1月にPOSCOへ出資、協業による東南アジア地域の特殊混和材事業を推進している。研究、生産、販売体制の整備をこれまで以上に加速するためPOSCOの株式を追加取得して子会社化することを決定した。

POSCOを子会社化することで、特殊混和材の生産体制を強化し、生産体制の最適化を図るとともに、東南アジア各国の販売ネットワークの活用を通して、地域に根ざした事業展開を強化していく方針だ。

広瀬やよい

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