太田昭宏国土交通相は4月24日の閣議後会見で、広島空港のアシアナ航空事故機の撤去について、当初予定より1日早い26日の早朝までに完了できる見込みだと明らかにした。
事故機の撤去に伴い、26日から滑走路を運用するための気象条件を緩和することも明らかにし、「視程が5000m以上でなければ運航が許可されなかったものが1600m以上に緩和され、雲の高さが地上から300m以上なければ運航が許可されなかったが、その条件はなくなる」と述べた。
損傷を受けた航空灯火は4月17日に仮復旧しており、着陸のための気象条件の制限はなくなる。また、損傷を受けたローカライザーについては、5月中旬から現在設置作業中の仮設施設による仮運用を予定している。