2017年稼働、300人の新雇用
スズキ自動車(以下「スズキ」)は、経済発展が著しいミャンマーに新たな工場を建設する。
工場が建設されるのはヤンゴン南東に位置するティラワ経済特区(SEZ)で、約20ヘクタールの敷地を確保。今年秋にも着工し、2017年の稼働を目指す。この新工場建設で、約300人の新雇用が期待される。
今回ティラワ経済特区に建設される新工場は、ミャンマーにおけるスズキの第2工場として稼働し、7人乗りの「エルティガ(Ertiga)」を年間1万台生産する予定。
スズキは新工場建設に数十億円を投資。生産力を5倍以上に引き上げる。
期待がかかる自動車市場
スズキは1999年にミャンマーで国営企業と合弁で自動車の生産を開始。しかし、軍事政権の影響などを受け、2010年末に撤退した。
そして民主化後の2013年春に自動車生産を再開し、現在ではミャンマー唯一の自動車工場として小型トラック「キャリイ」を月150台程度生産している。
民主化の進むミャンマーでは自動車の需要が急増。これまでは日本から輸入される中古車などで需要を満たしてきたが、今後は新車への需要が高まることが予想されている。
スズキをはじめ、日本の自動車メーカーの今後の事業展開に期待がかかる。
(画像はスズキ自動車より)