【スバル XV 試乗】フラットで静粛性の高い乗り心地、よりコンフォートに…諸星陽一

試乗記 国産車
スバル XV
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『インプレッサ』をベースとして生まれたSUVのスバル『XV』。発売からおよそ2年を経た昨年、2014年11月にマイナーチェンジを受けている。

マイナーチェンジ時の内容を把握することなく試乗して思ったのは、乗り心地がフラットになり、細かい振動などが上手に減らされていること。全体として落ち着きのある走りを実現しているという印象だ。じつはマイナーチェンジによりショックアブソーバーとスプリングが変更され、サスペンションがリセッティングされている。先入観なしで乗ってみてそのフィーリングを感じたのだから、かなりしっかりとした変化が与えられているはずだ。

そしてハンドリングもクイックさを増した。じつはXVはエンジンモデルとハイブリッドモデルでステアリングギヤ比が異なっていた。ハイブリッドのほうがクイックなギヤ比を用いていたのだが、マイナーチェンジでエンジン車にハイブリッドと同じギヤ比に変更したことで、クルマのうごきにシャープさが出た。サスペンションまわりのリセッティングを合わせて行ったことで、クルマの動きに不安定感も出ていない。

また、エンジンの出力特性を変更できるSIドライブを採用したことで、走り重視のS(スポーツ)モードと燃費重視のI(インテリジェント)モードが切り替え可能となった。当然、普段はIモードで乗り、燃費を稼ぎたいだろうし、ちょっと遊んでみようかというときはSモードで乗ればいい。自分の気持ちをクルマに反映できるところは楽しい部分。

さらにEyeSightはVer.3となり、アクティブレーンキープをはじめ、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールの性能が向上している。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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