東芝は、機能安全に対応し、電動パワーステアリングシステム(EPS)用途への利便性を増した、車載向けブラシ付きモータ用プリドライバIC「TB9057FG」を製品化。4月1日からサンプル出荷を開始し、2016年11月から量産を開始する。
EPSなど、高い安全性が要求されるシステムでは、機能安全規格ISO 26262で規定されている最も高い自動車安全度水準ASIL-Dが要求されるケースが多くなっている。
新製品は、プリドライバ回路、モータ電流検出回路、およびモータ駆動方向検出回路の主機能に加え、各種異常検出回路を内蔵するとともに、電流検出回路、電源端子、GND端子を二重にし機能安全を考慮している。
また、同社では様々なシステム異常を想定した機能安全分析を実施。ユーザーが安全設計、安全分析を行う上で必要となる各種ドキュメントを提供する。
サンプル価格は300円。