さて、パーフォレーションレザーシートの車内で試聴したソースはボクのオーディオ試聴の基準音源であるリッキー・ピーターソンの「スマイル・ブルー」の中の「 WHAT YOU WON'T DOYOU LOVE」(ボビー・コールドウェルの「風のシルエット」のカバー)。日本の某長大物シンガーのライブ会場の音決めに使われていた1曲でもあり、強烈なアタック音からキレのあるチョッパーベース、繊細で普通のカーオーディオでは聴き取りにくいステレオ感あるツリーチャイム音なども含まれている。イコライザーはもちろんフラットに調整してある。
音量を上げていけば、「WHAT YOU WON'T DOYOU LOVE」の強烈なアタック音のキレの良さもさることながら、その直後のリバーブ感(残響感)、音重低音の再現性もまた見事。そこでその音が鳴ることを知らなければ聴き逃してしまいそうな小さなツリーチャイムのキラキラしたサウンドも鮮明で、まるでそのスタジオが目の前にあり、目の前にミュージシャンがいるように聴かせてくれるではないか。