「立山黒部アルペンきっぷ」今年は北陸新幹線を追加

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JRは今年も「立山黒部アルペンきっぷ」を発売。アルペンルートの交通機関を自由に乗り降りできる。写真は立山黒部貫光が運行する黒部ケーブルカー。
  • JRは今年も「立山黒部アルペンきっぷ」を発売。アルペンルートの交通機関を自由に乗り降りできる。写真は立山黒部貫光が運行する黒部ケーブルカー。
  • JRは今年も「立山黒部アルペンきっぷ」を発売。アルペンルートの交通機関を自由に乗り降りできる。写真は立山黒部貫光が運行する立山トンネルトロリーバス。
  • JRは今年も「立山黒部アルペンきっぷ」を発売。アルペンルートの交通機関を自由に乗り降りできる。写真は関西電力が運行する関電トンネルトロリーバス。
  • 今回はアルペンルートまでの往復に北陸新幹線『はくたか』『つるぎ』の普通車自由席が利用できるようになった。写真は金沢駅の北陸新幹線ホーム(試運転期間に撮影)。
  • アルペンルートの概略。ケーブルカーやトロリーバスなど複数の乗り物でつながれている。

JR東海とJR西日本の2社は3月19日、立山黒部アルペンルートの割引切符「立山黒部アルペンきっぷ」を4月から発売すると発表した。今季は北陸新幹線がルートに加わる。

立山黒部アルペンルートは、立山駅(富山県立山町)と扇沢駅(長野県大町市)を結ぶ、山岳観光ルート。標高3015mの立山や2678mの赤沢岳を貫き、関西電力と立山黒部貫光が運営する路線バスとケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスで結ばれている。富山県方は電鉄富山駅から富山地方鉄道(富山地鉄)の列車、長野県方は大糸線の信濃大町駅からアルピコ交通などの路線バスでアクセスできる。

「立山黒部アルペンきっぷ」は、アルペンルートを含む電鉄富山~立山~扇沢~信濃大町間の交通機関を自由に乗り降りできるフリー区間と、名古屋・大阪・広島などの各地区からフリー区間までの往復がセットになっている。アルペンルートが開放される春から秋にかけて毎年発売されているが、今季は3月14日の北陸新幹線延伸開業を受け、一部のルートや発売額が変更されている。

たとえば大阪市内発の「北陸線・中央線経由」の場合、利用できるルートは大阪市内~(東海道・湖西・北陸・北陸新幹線)~富山~(アルペンルート)~信濃大町~(大糸・篠ノ井・中央線)~名古屋~(東海道新幹線)~大阪市内に。在来線特急と東海道新幹線は普通車指定席を、北陸新幹線は『はくたか』『つるぎ』の普通車自由席を、それぞれ利用できる。発売額は大人2万6880円・子供1万3320円。2014年発売分(大人2万6730円・子供1万3250円)に比べ、大人は150円高くなる。

発売期間は4月1日から11月23日まで、利用期間は4月16日から11月30日まで。有効期間は8日間になる。ただし、4月27日~5月6日と8月11~20日は利用できない。

《草町義和》

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