日本自動車工業会は3月19日、2015年度の国内新車需要予測を発表した。総需要は前年度比5.4%減の499万1900台としており、2年連続でマイナスになる。
総需要のうち、登録車は0.4%減の309万1900台と、ほぼ横ばい見込みだが、軽自動車は12.4%減の190万台と2ケタの落ち込みを想定している。登録車は2年連続、軽自動車は4年ぶりのマイナスになる。また、総需要の500万台割れは4年ぶり。
同日、記者会見した自工会の池史彦会長は「軽自動車税などの税負担が増えるほか、全体として昨年の消費税引き上げによる駆け込み需要の反動減が根深い」と、説明した。大幅減となる軽自動車については「増税に加え、昨年は各社が主力モデルを改良したが、今年は新モデルが減少するのも影響する」と指摘した。