JR東日本八王子支社は3月16日、拝島(東京都昭島市)~武蔵五日市(あきる野市)間11.1kmを結ぶ五日市線の開業90周年に伴い、4月から記念イベントや記念切符の販売などを実施すると発表した。
五日市線は1925年4月21日、五日市鉄道の路線として開業。現在の南武線を運営していた南武鉄道との合併を経て、1944年4月1日に国有化された。1987年4月1日の国鉄分割民営化では、JR東日本が同線を引き継いでいる。
記念切符は起点の拝島駅を含む線内5駅の硬券入場券と専用台紙がセットになったもので、発売額は1セット700円。発売数は拝島・武蔵五日市両駅とも各500セットになる。発売期間は4月18日から5月17日までの予定だが、売切れ次第発売を終了する。
また、4月18日の11時30分頃から15時頃まで、武蔵五日市駅で「鉄道ふれあいイベント」を開催。同駅に停車しているE233系を使用し、運転席での撮影会や車掌体験などを行う。このほか、同駅の改札外でも10時30分から16時まで「五日市線開業90周年記念タオル」など鉄道グッズの販売を行う。
これ以外にも90周年イベントが行われる予定。4月1日から5月10日まで、豊田車両センター所属のE233系電車1編成に90周年記念のヘッドマークを掲出して運行する。運行区間は五日市線の拝島~武蔵五日市間だが、青梅線や中央線で運行する場合もある。
4月2日から12月20日までは、五日市郷土館で企画展「五日市鉄道創業時を振り返って~開業90周年~」を開催。五日市鉄道創業時を中心に資料や写真などを展示する。来館者には先着90人まで「北陸新幹線オリジナルマグネット付きクリップ」をプレゼントする。五日市郷土館へは武蔵五日市駅から徒歩15分。