大型バイク市場急伸のマレーシアで見た、ハーレーの可能性

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経済成長著しいマレーシア。その首都近郊にあるハーレーダビッドソンの正規ディーラー「ハーレーダビッドソン・クアラルンプール」に訪れた。

日本のディーラーと同じように、高級なハーレーが所狭しと並べられ、ユーザーが気兼ねなく出入りしている。アパレルが充実している点も世界共通なのだろう。高価なレザージャケットから比較的リーズナブルなTシャツやキーホルダーまで様々な商品が陳列されている。

ハーレーのラインナップは現在36機種もあるが、マレーシアでの人気モデルはどれなのか女性スタッフのイナさんに聞いてみた。

「スポーツスターファミリーの『アイアン883』、ハイエンドモデルなら『ストリートグライドスペシャル』です」とのこと。

なるほど、いずれも日本でも人気上位に必ず食い込むモデル。アイアン883はダークカスタムというトレンドをとりいれ、日本では税込み115万円~というハーレーにしてはロープライスなのも魅力。

ストリートグライドスペシャルは税込み299万5000円~という高級モデルだが、軽快にロー&ロングを強調したスタイリッシュさで世界的にヒットしているモデル。

「日本でも人気でしょ?」というイナさんの声に記者も納得だ。

しかし、値段を聞いてビックリ。関税により、日本の3倍にも達している。日本でも500万円を超える『CVOリミテッド』などトップエンドモデルでは、1500万円ものプライスタグが付けられているから驚きを隠せない。

それでも大型バイクユーザーは右肩上がりで増加中とのことで、ハーレーダビッドソンもまた売れ行き好調だとか。たしかに夕刻のスコールがあがったばかりだというのに、ユーザーがディーラーに最新式のハーレーで乗りつけた。

ハーレーダビッドソンは今後、比較的リーズナブルな『STREET750』(日本では税込み85万円~)などを中心に、こうしたASEANなど急伸する市場でセールスしていきたいと考えている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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