【NASCARスプリントカップ 第3戦】トヨタ デニー・ハムリンが5位入賞

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デニー・ハムリン(トヨタ)
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3月8日、米国ネバダ州ラスベガスのラスベガスモータースピードウェイでNASCARスプリントカップシリーズ第3戦「コバルト400」が開催された。

トヨタ カムリ勢は、マット・ケンゼスが3列目6番手、カール・エドワーズが14番手、デニー・ハムリンが19番手、クリント・ボウヤーが20番手グリッド。病気療養のため序盤2戦を欠場していたブライアン・ヴィッカーズが今大会より復帰し、28番手グリッド。デイビッド・レーガンは予選後の練習走行でクラッシュを喫し、バックアップカーに乗り換えることになったため、決勝は最後尾グリッドへと後退してのスタートとなった。

8日午後0時49分に1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。序盤からハムリンとエドワーズが好走を見せトップ10へ浮上。25周目にコンペティション・コーションが出され、全車ピットへ向かうと、タイヤ2本交換としたハムリンが好位置でピットアウトしたが、ピットアウト時に他の車両と軽く接触。大きなダメージには至らず、ハムリンは6位で再スタートを切った。

序盤タイヤのグリップ不足に苦しみポジションを落としていたケンゼスは、ピットでタイヤを4本交換、セッティングも大きく変更したのが効を奏し、24番手の再スタートから徐々にポジションアップ。75周目には、6位のハムリン、8位のエドワーズに続く9位でトップ10へと浮上した。

75周目あたりからグリーンピットが始まり、ピットタイミングを遅らせたエドワーズとケンゼスはそれぞれ77,79周目に首位に浮上。リードラップボーナスを獲得。全車ピット作業を終えた直後にコース上の異物によりこの日2度目のイエローコーションが出され、周回遅れとなっていたヴィッカーズがラッキー・ドッグで首位と同一周回に復帰した。

87周目の再スタート後も、再び50周以上に渡ってイエローコーションが出ず、130周目前後にグリーンピット。首位と同一周回は僅か16台となる中、ハムリン、エドワーズ、ケンゼスの3台はトップ10をキープ。

138周目、この日3度目のイエローコーションで全車ピットに向かい、11位で再スタートを切ったケンゼスは、スタートをミスした前走車に阻まれ16位へ後退。しかし、ケンゼスは徐々にポジションを戻して行き、172周目のイエローコーション時、ピットの好作業で一気にトップ10へと返り咲いた。

再スタート後、僅か9周で再びクラッシュ車両によりイエローコーション。193周目にイン側3列目の5位から再スタートを切ったエドワーズは、接触しながらのサイド・バイ・サイドでの激しい2位争いを繰り広げたが、3ワイドの中でバランスを崩しスピン、イン側の壁にクラッシュ。この日常にトップ10圏内での好走を見せていたエドワーズだったが、ガレージでの長い修復を余儀なくされ、上位争いから脱落した。この接触ではハムリンも若干のダメージを負ったが、順位を落とすことなくレースを続行。

199周目の再スタート後はイエローコーションが出ないまま、ハムリンは3位争いを展開。230周目前後から最後の給油のためにグリーンピットが開始。ピットを遅らせる戦略の車両もあり、順位が入れ替わる中、ハンドリングに不調をきたしながらもハムリンはポジションを守り、5位でチェッカー。4位に入った開幕戦デイトナに続き、今季2度目のトップ5フィニッシュを果たした。

ケンゼスも9位に入り今季2度目のトップ10フィニッシュ。これにより、ハムリンとケンゼスはドライバーズランキングでも8位、10位とトップ10圏内につけている。復帰戦で今季初出場となったヴィッカーズは周回遅れ最上位の15位でフィニッシュした。

次戦第4戦は3月15日、米国アリゾナ州エイボンデールのフェニックスインターナショナルレースウェイで行われる。

■NASCARスプリントカップ 第3戦
1位:ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)
2位:マーティン・トゥルークス・Jr.(シボレー)
3位:ライアン・ニューマン(シボレー)
4位:デイル・アーンハート・Jr.(シボレー)
5位:デニー・ハムリン(トヨタ)
6位:AJ・オールメンディンガー(シボレー)

■ドライバーズポイント
1位:ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)134P
2位:デイル・アーンハート・Jr.(シボレー)125P
3位:ジョーイ・ロガーノ(フォード)123P
4位:マーティン・トゥルエックス Jr.(シボレー)118P
5位:AJ・オールメンディンガー(シボレー)100P
6位:ケーシー・カーン(シボレー)92P

《纐纈敏也@DAYS》

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