【マツダ CX-3 発売】日本はディーゼル専用車…「走りの面では圧倒的にHVより良い」

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マツダ CX-3
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  • マツダ 商品本部 冨山道雄 主査
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マツダの新型コンパクトクロスオーバーSUV『CX-3』は、日本市場ではディーゼルエンジン専用車として投入される。

CX-3の開発責任者を務める冨山道雄主査は「もともと日本市場向けにはディーゼルとガソリンの両方の案がしばらくの間、並行してあったが、2014年の春に最終的にディーゼル1本でいこうと決まった」と明かす。

その理由を冨山主査は「『CX-5』の発売以降、国内でもディーゼルの市場がだんだん拡大していっていることに加え、クロスオーバーという車の性格上、力強いトルクというものがやはり車のマッチング性が良い、あとはガソリンよりも2割効率が良いということ」をあげた上で、「長距離ドライブで使って頂きたい、郊外で使って頂きたい車ということで、実用燃費の高さも合わせ持ったパワーユニット。より今の提供価値にマッチしているエンジンということでディーゼル1本に決めた」と話した。

CX-3のモード燃費は25km/リットルだが、冨山主査は「数字だけみるとハイブリッド車に劣っているが、実用域で長距離を走るとディーゼルは非常に燃費が良い。そういう面に加えてガソリンと軽油との価格差のメリットもあるので、使い方によっては維持費が逆転するのではないかと思っている」と語る。

さらに「走りの面でいうと圧倒的にディーゼルの方が良いと思っている。低速からのトルク感。アクセルを踏めば内燃機関特有のトルクの出方、リニアにトルクが出てくる。何か機械が介在して車に乗せられているという感じは全くなく、自分の足で車をコントロールしていくという楽しさがこの車にはある。ブレーキもリニアだ」と強調した。

日本以外でのパワートレイン展開に関しては「CX-3は120か国強、ほとんど我々がビジネスしているマーケットに順次導入していく。道路環境と燃料供給の状況に応じて2.0リットルのガソリンエンジンもしくは1.5リットルのディーゼルエンジンのいずれか合うものを入れていく。ちなみに主要国ではアメリカがガソリンだけ、ヨーロッパとオーストラリアがガソリンとディーゼルとなっている」という。

《小松哲也》

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