商船三井、自動車船の使用済み車両固定縛資材のリサイクルスキームを導入

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商船三井の「使用済み自動車船用ラッシングベルトリサイクルプロジェクト」
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商船三井は、自動車船で使用済みとなった車両固縛資材「ラッシングベルト」のリサイクルスキームを独自に考案して導入した。スキームは、リサイクルによる資源の有効利用に加え、障がい者就労支援を実現するもので、業界初の試みとなる。

従来、耐用年数を経過して不要となった中古ラッシングベルトは、産業廃棄物として処理していた。今回のスキームでは、一定量のリサイクル可能な材料が廃棄されていることから、これらを大分県内のリサイクル業者に集約、同県内でリサイクルする。

ラッシングベルトは、プラスティック部分と金具部分に分類され、プラスティック部分は二次燃料に加工、金具部分は鉄屑として、再利用する。

プロジェクトでは、リサイクルの過程で、必要な解体作業を県内の障がい者就労支援NPOへ委託する。障がい者就労支援を通じた社会貢献活動にも取り組む。

《レスポンス編集部》

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