格安航空エアアジアは23日、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内で通用するエアパス(周遊航空券)を正式発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
発表されたのは、「エアアジア・Aseanパス」と「エアアジア・Aseanパス・プラス」で、ASEAN域内の10カ国の148路線を利用できる。利用できる路線数は「エアアジア・Aseanパス」が10路線、「エアアジア・Aseanパス・プラス」が20路線となる。価格は「エアアジア・Aseanパス」が499リンギ、「エアアジア・Aseanパス・プラス」が888リンギ。
トニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、パスの発表によりASEANコミュニティの橋渡しをすることができ、外国人観光客をさらに呼び込むことができるようになるとの見解を示した。また、ASEAN以外の地域の顧客にも恩恵をもたらすようサービスを改善していく方針だと述べた。
一方で、エアアジアXのベンヤミン・イスマイル最高経営責任者(CEO)代行は、利益の出ない路線を削る計画だと述べた。また、利益が見込める新路線に就航することも明らかにしたが、どの都市に就航するかは明言を避けた。