2015年2月12日から16日まで開催された、世界最大規模を誇る米国「マイアミ・インターナショナル・ボートショー」のなかでフォーウィンズ『TS222』と、搭載するドライブ・システム、ボルボ・ペンタ『FWD(フォワード・ドライブ)』がともに発表された。
TS222のハルの長さは22フィート級。「Boating Magazine」電子版によると、ハルはトーイングボートとして成功を収めたSLシリーズがベースになっているという。シリーズの特徴でもあるフォーウィンズ社が特許取得したV字形ハルを採用することで、優れた安定性と世界最高のハンドリングを実現している。また広いコックピットやウォークスルーができるオープン・バウ、プレミアムオーディオやスピーカーといった快適装備も完備している。
トーイングボートとして進化を遂げたTS222。その先進技術「クイック・フィル・バラストシステム」はウェイクボードなどを楽しむ際、好みに合わせた曳き波を手元のスイッチにより調整することができる。
革新的なドライブ・システム「FWD」は、『IPS(インボード・パフォーマンス・システム)』で採用の前向きに配置されたデュアル・プロペラが相互逆回転する技術だが、今回新たに上下方向への可動もフレキシブルに行えるようになった。これにより低騒音、低振動、高効率がもたらす燃料経済性、そしてインボード・シャフト艇よりも勝るトップスピードを実現している。