欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは2月19日、新型『パサート オールトラック』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー15で初公開される。
新型『パサート』は2014年9月、パリモーターショー14で発表。先代に対して、ボディサイズを若干小型化。それでいて、ホイールベースの延長などにより、室内空間を拡大する。フォルクスワーゲンによると、足元と頭上空間のゆとりを引き上げ、荷室容量も増やしているという。また先代比で、車両重量は最大85kg軽量化。
ジュネーブモーターショー15で初公開されるのは、新型『パサート ヴァリアント』をベースに開発された「オールトラック」。先代同様、パサートのSUV仕様が新型にも設定される。
新型パサート オールトラックでは、最低地上高を新型パサート ヴァリアントに対して27.5mm引き上げ。前後バンパーやアンダーガード、ホイールアーチなどは、「オールトラック」らしい専用デザインとした。
駆動方式は、4WDの「4モーション」。欧州向けのエンジンは、ガソリン2、ディーゼル3の合計5ユニット。最大出力は150psから240psまでが用意されている。