【マツダ ロードスター プロトタイプ 試乗】常に傍に居てほしい恋人のような存在…松田秀士

試乗記 国産車

マツダ ロードスター プロトタイプ
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レースをやっていていつも考えているのは、自分が乗るレースマシンの操縦性を考えて、こういう操作をしたらオーバーステアが出るからこのコーナーではこういうふうに曲がるろう、などという走り方のあれこれ。その蓄積がラップタイムに結び付くのだ。

こうやって技術を磨くことは楽しくもあり、ドライビングに対する学習でもあるのだが、ある意味それはストレスでもある。また、一般的にスポーツドライビングを楽しむためには、あまりにクルマのハードルが高いとやはりストレスになり、それは所有することへの喜びへと変わりスポーツとはかけ離れた存在のスポーツカーとなってしまう。

しかし『ロードスター』は何一つ考える必要がないのだ。素のままで頭の中を空っぽにして普通に走ってみればいい。すぐに体の中にロードスターのデフォルトのハンドリングが飛び込んでくるはず。そしていつの間にかクルマと一体になっている自分に気付く。その時の解放感がものすごく心地良い。特別高級な装備があるわけでもない。しかし、常に傍に置いておきたい、居てほしい。そんな恋人のような存在になるのじゃないかなぁ。なんちゃって!

新しいロードスターはそんなクルマなのだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア・居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

松田秀士|レーシングドライバー/モータージャーナリスト/僧侶
成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践しスーパーGT最年長55歳の現役レーサー。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。
《松田秀士》

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