米国の自動車最大手、GMの中国合弁、SAIC-GM-ウーリン(上海通用五菱汽車)は2月2日、インドネシアに工場を建設する計画を発表した。
SAIC-GM-ウーリンは、GMと上海汽車(SAIC)、五菱汽車(ウーリン)の3社の合弁会社。2006年の設立以来、中国小型商用車市場をリードしている。
SAIC-GM-ウーリンは2009年、中国での新車販売が、初めて年間100万台に到達。2014年は、中国で過去最高の178万7931台を販売。前年比は12.8%増と伸びた。
インドネシアの工場は、ジャカルタ近郊に建設される予定。インドネシア政府の承認を得て、2015年内の着工を目指す。
新工場では、主にインドネシア向け車両を生産する計画。近い将来、ASENA諸国への輸出も見込む。SAIC-GM-ウーリンは、「上海汽車とGMにとって、アジア進出の新たなステップ」と説明している。