ホンダの高級車ブランド、アキュラは2月12日、米国で開幕したシカゴモーターショー15において、アキュラ『RDX』の2016年モデルを初公開した。
初代RDXは2006年1月、デトロイトモーターショー06で発表。米国では小型プレミアムCUV(クロスオーバー・ユーティリティー・ビークル)に分類され、BMW『X3』などと競合してきた。
2代目となる現行型は2012年2月、シカゴモーターショー12で発表。今回、発表された2016年型は、現行型のデビューから3年を経て、初の大幅改良が施されたモデルとなる。
外観は、フロントのグリルやバンパーを中心に、表情をイメージチェンジ。アキュラのアイデンティティの「ジュエルアイ」と呼ばれる宝石を散りばめたようなLEDヘッドライトが装備される。LEDテールライトやアルミホイールも新デザイン。
インテリアは、シルバーおよびブラックのトリムで質感を向上。前席にはシートヒーター、2列目シートにはエアコンが用意される。「アキュラ・ウォッチ」と呼ばれる最新の安全装備も設定された。
エンジンは、引き続き3.5リットルV型6気筒ガソリン「i-VTEC」ユニット。2016年モデルでは、従来よりも最大出力がプラス6hpの279hp、最大トルクがプラス0.1kgmの34.8kgmを獲得する。気筒休止システムの「VCM」が採用され、燃費性能を向上させている。