三菱自動車は1月29日、フィリピン生産・販売会社のミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)の新工場で、『アドベンチャー』と『L300』の生産を開始した。
新工場は、昨年12月に閉鎖した旧工場(リサール州 カインタ市)の年間生産能力3万台を上回る年間5万台の生産能力を持ち、旧工場で生産していたアドベンチャーとL300の生産を行う。
同日行われた開所式で、三菱自動車の益子修会長兼CEOは、「フィリピンはアセアン地域で、今後最も成長が期待される市場だ。私どもは、ここフィリピン市場を、アセアン事業の柱の一つと位置付けるとともに、引き続きフィリピン自動車産業の発展および雇用創出に貢献して行きたいと思っている」と語った。
三菱自動車のフィリピンにおける2014年販売台数は、前年比15.2%増の4万8793台(シェア18.6%)。2年連続で過去最高を記録するなど、高い販売シェアを維持している。