米国の自動車大手、フォードモーターの欧州法人、フォードオブヨーロッパは、2014年の欧州市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、116万台。前年比は7.3%増だった。
信用不安から抜け出した欧州市場。これを受けて、フォードの2014年の欧州販売は、市場シェアを前年の7.8%から8.0%へと、0.2ポイント拡大。ブランド別の年間新車販売台数は、フォルクスワーゲンに次いで、7年連続で第2位を保つ。
車種別では、『フィエスタ』が、フォードブランドの欧州最量販車に君臨。前年比は5%増と堅調だった。フィエスタは、欧州ベストセラーコンパクトカーに3年連続で君臨する。
また、SUVの『クーガ』も好調。2014年は、前年比31%増と伸び、2008年の発売以来、過去最高の販売を達成している。MPVでは、『トランジット』シリーズが、2008年に次ぐ販売記録。小型ピックアップトラックの『レンジャー』も、39%増と伸びた。
フォードオブヨーロッパの営業&マーケティング担当、Roelant de Waard副社長は、「2014年は、フォードの新型車と新技術が、顧客に支持され、年間を通して勢いを維持した」と述べている。