国土交通省中部地方整備局名古屋港湾事務所は、名古屋港東航路で、危険物の有無を確認するための磁気探査を開始したと発表した。
名古屋港湾事務所では、ドラグ浚渫兼油回収船「清龍丸」(総トン数4792トン)を使って名古屋港東航路の増深事業を進めている。浚渫作業中、高潮防波堤南約4キロメートルの東航路3番ブイ付近(愛知県知多市沖)で2回不発弾を発見した。航路内の安全確保のため、大和探査技術に委託して磁気探査を開始した。
磁気探査は、不発弾などの有無、埋没位置の把握を目的に、不発弾などの危険物が主に鉄類でできていることを利用して磁気変化を探査計で測定するもの。
磁気探査による調査期間は1月15日から約2週間で、異常物が発見された場合、潜水探査のよる詳細な調査を実施する予定。