2015年1月12日に開幕したデトロイトモーターショーにデンソーは出展。その内容は、未来へのデンソーからの提言とでも言えるような内容であった。
デンソーのブースの中心に据えられたのは「V2X」のデモ機であった。クルマとクルマ、クルマとインフラなど、クルマと外部と情報をやりとりするV2X。これが現実のものとなれば、ブラインド・コーナーの先の様子も分かるし、走行ルートの先の渋滞を知ることもできる。交差点での出会い頭の事故の防ぐことができるのだ。
また、入口には、大きな「スマートシティ」の展示が置かれている。これは、デンソーの技術が、どのように社会に貢献できるのかを示したものだ。クルマだけでなく、ソーラー発電による農業支援や地域のエネルギー・マネージメントなどがデンソーの技術によって可能となる。また、運転支援のためのレーザーレーダーを家庭の防犯用に転用するなどのアイデアもあった。
クルマだけでなく、社会にどのように貢献できるのか? また、未来のクルマはどうなるのか? など、デンソーの展示内容は未来への提案であったのだ。