地面効果翼機、マラッカで製造開始へ

地面効果翼機(WIG)の製造が、マラッカ州で開始される見通しだ。

エマージング・マーケット 東南アジア

地面効果翼機(WIG)の製造が、マラッカ州で開始される見通しだ。

WIGは地面効果を利用して地表あるいは水面から数フィートほどの高度で航行することができる航空機の一種で、海上での捜索活動などに活用できる。また、観光産業での活用も可能だという。2017年までに製造が開始される見込み。
マラッカ州のイドリス・ハロン首相によると、韓国の技術を利用してWIGが製造される予定で、投資誘致に繋がると期待されている。

10日、マラッカでアロン・ライナニが製造したWIG「ジェバットM727」が発表された。最大高度150メートルでの飛行が可能で、航続距離800キロメートルだという。同社には既に数か国から100機の注文が寄せられているという。1機当たりの価格は100万米ドルで、6月までに引き渡しが予定されている。

アロー・ガジャのプラントでは1年間に7機しか製造できないため、新プラントが建設されている。稼働開始時には年間50機の生産が可能となる見込みだ。
(ザ・スター、1月12日、ベルナマ通信、1月10日)

千田真理子

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