国土交通省は、「地域交通グリーン化事業」の対象案件を決定、燃料電池タクシーを導入する事業計画を初めて認定したと発表した。
国交省では、環境性能に優れる電気自動車(EV)の普及を促進するため、電気バス・電気タクシー・電気トラックを活用して、他の事業者や地域での電気自動車導入を誘発する先駆的事業を行う自動車運送事業者に補助する「地域交通グリーン化事業」を実施している。
昨年11月14日から12月8日まで、事業の支援対象案件を公募してきた。今回、応募のあった事業計画について、外部有識者による評価結果も踏まえて選定し、事業の支援対象とする案件を決定した。
今回の公募で、福岡県北九州市と福岡市で、燃料電池(FCV)タクシー5台導入する事業計画の応募があり、この事業を支援対象とする案件として決定した。地域交通グリーン化事業でFCV導入を支援するのは今回が初めて。FCVタクシーは導入費用の半分を支援する。
FCVタクシーを導入するのは北九州第一交通、福岡昭和タクシー、姪浜タクシー、双葉交通、福岡西鉄テクシー。
他に支援する事業として電気タクシーを活用した事業として5件(導入車両=電気タクシー2台、PHVタクシー11台、充電設備2基)、電気トラックを活用した事業4件(導入車両=電気トラック10台、充電設備5基)を決定した。