GfKライフスタイルトラッキング・ジャパンは、全国のGMS、ホームセンター、家電量販店における電動アシスト自転車の販売動向を発表した。
それによると2014年の電動アシスト自転車販売は、台数ベースで前年比1%減となった。消費増税前の駆け込み需要により3月には前年同月比65%増を記録したものの、その後、10月までは増税後の反動減に加え、前年実績が高いレベルだったことも影響して低迷した。
年間の販売台数はマイナスとなったものの、チャイルドシート設定車など、高額商品の販売が好調だったことから、金額ベースでは同9%増と好調だった。
子供を同乗させるために使用するチャイルドシートを設定したモデルは、年々増加しており、2014年では数量構成比で22%に達した。チャイルドシート設定車と、非設定車とでは、売価に1.5倍以上の開きがあり、電動アシスト自転車市場で金額ベースでの成長が台数ベースを上回る一因ともなった。
また、チャイルドシート設定車の税抜き平均価格自体も2014年は前年から上昇した。