デンソーは、1月12日から25日まで米国で開催される「デトロイトモーターショー15」に出展し、「安心・安全」「環境」分野を中心に、デンソーの幅広い製品・技術を紹介する。
「安心・安全」分野では、クルマとインフラやクルマ同士をつなぐ技術(V2X)が体験できるシミュレーターを展示する。シミュレーターでは、V2X技術を活用した未来のドライブを紹介。見通しの悪いコーナーなどで衝突回避の警告を発信したり、クルマと信号機をつないで赤信号に変わることを知らせるなどの技術を体感できる。また、スマホなどの通信端末とクルマをつないで、歩行者事故を防止する様子も紹介する。
「環境」分野では、大幅な標準化とともに小型・軽量化、高性能化を実現したカーエアコンユニット(HVAC)を北米で初出品する。従来のカーエアコンは、車種ごとにサイズや構造などが異なっていたが、HVACは構成部品の共通化を行って小型・軽量化したと同時に、ユニットの組み合わせによってエコカーなど様々な車種の要求性能を実現できる構造になっている。
さらに、デンソーが考える未来の社会を紹介する「スマート・シティー」を展示。クルマと街全体をつないでエネルギー効率を最適化した未来社会の姿を、街のミニチュア模型の上にプロジェクション・マッピングを投影して紹介する。