エアアジアの系列会社、エアアジア・インドネシアが運航するQZ8501便(エアバスA320-200型機)が12月28日、スラバヤからシンガポールに向う途中で海に墜落。乗客乗員162人全員が絶望視されている。マレーシアが関係する航空会社ではマレーシア航空(MAS)のMH370便、17便に続く遭難となり、国民は大きな衝撃を受けている。
同機は、離陸から50分後の午前7時24分(現地時間6時24分)ごろ、カリマンタン島南西海上で消息を絶った。これまでに遺体31体が収容され、残骸とみられる大きな物体4つが確認されているが、捜索活動は悪天候のために難航している。
インドネシア航空当局は、エアアジア・インドネシアに対して同路線の運航停止を命じた。日本政府にもインドネシアから捜索救援支援要請があり、日本政府は海上自衛隊の護衛艦2隻、ヘリコプター3機を派遣すると発表した。
事故原因についてはブラックボックスの回収・分析を待たねばならないが、操縦ミスによる急上昇、悪天候によるエンジン破損などが指摘されている。インドネシア気象局は極度の寒冷な空気が失速を招いた可能性を指摘している。