オーストリアに本拠を置くKTMの軽量スポーツカー、『X‐BOW』(クロスボウ)をベースに、開発中のレーシングカー。同車に関して、最新の予告イメージが公開された。
KTMはオーストリアの二輪メーカー。同社初の四輪車が、2008年3月のジュネーブモーターショー08でデビューしたX‐BOW。ボディサイズは全長3738×全幅1900×全高1205mm。ゴーカートを大型化したようなデザインが特徴だが、欧州の安全基準に適合する。
X‐BOWは、2シーターのオープンスポーツカー。車重わずか790kgの軽量ボディに、アウディ製2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」(最大出力240ps)を搭載し、超刺激的な走りが楽しめる。シャシーの開発と生産は、イタリアのコーチビルダー、ダラーラ社に委託。日本市場にも導入されている。
このX‐BOWのレーシングカーは現在、ランボルギーニ『ガヤルド』のレーシングカーを手がける「REITERエンジニアリング」と、KTMが共同開発中。欧州、米国、アジアの顧客に向けて販売するGT4カテゴリーのレーシングカーとなる。
12月12日、REITERエンジニアリングは、X‐BOWのレーシングカーの最新予告イメージを公開。フロントのレンダリングイメージを配信した。また、同社は2.0TFSIのパワートレインに関して、「最大出力を320hpまで引き上げる」とコメントしている。