韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は12月1日、11月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は43万0026台。前年同月比は4.3%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
海外では11月、37万4301台を販売。前年同月比4.5%増と、3か月連続のプラス。その内訳は、海外生産分が5.6%増の26万3920台と、3か月連続で増加。輸出分は11万0381台で、前年同月比は1.9%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。
海外では、米国での新車販売が、減少傾向。11月実績は、5万3672台にとどまる。前年同月比は4.2%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
主力中型セダンの『ソナタ』が回復。11月は前年同月比11.5%増の1万8515台と、2か月ぶりの前年実績超え。新型に切り替わったSUVの『サンタフェ』シリーズは、前年同月比1.3%増の9787台と、14か月連続のプラス。一方、小型車の『エラントラ』は、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペを含めて、1万4002台にとどまった。前年同月比は16.4%減と、9か月連続のマイナス。
地元韓国の新車販売は、回復傾向。11月の韓国新車販売は5万5725台で、前年同月比は2.6%増と、11か月連続で前年実績を上回った。新型サンタフェ効果で好調だったSUVは、11月は20.1%減の1万0009台と、6か月連続の前年実績割れ。
一方、バスやトラックを含む商用車は、前年同月比5.6%増の1万5826台と、6か月連続で増加。乗用車は11.5%増の2万9890台と、3か月連続で前年実績を上回っている。
ヒュンダイの2014年1-11月世界新車販売は、447万6325台。同社の2013年の世界新車販売台数は、前年比7.3%増の472万1156台だった。