日産の中国販売、11.8%減の11.6万台…5か月連続で減少 11月

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日産ティーダ新型中国仕様
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日産自動車の中国法人は12月2日、11月の中国における新車販売結果を明らかにした。

商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた11月の総販売台数は、約11万6200台。前年同月比は11.8%減と、5か月連続で前年実績を下回った。

中国では2012年9月中旬、日本政府の尖閣諸島国有化発表に反発する大規模なデモが発生。その後、日本車に対する買い控えの動きが起きた。しかし、現在では、その影響はほぼ解消する。

日産の11月の中国販売は、前年同月比が11.8%減。4月は14.7%増、5月は3.1%増、6月は11.1%増と好調だった。しかし、7月は12.3%減と2桁のマイナスに。8月は、減少幅が0.7%と縮小したが、9月は20%減、そして10月は9%減。11月は11.8%減と、減少幅が再び、2桁台に戻った。

11月の落ち込みは、引き続き、景気の影響を受けやすい商用車の販売不振によるもの。また乗用車では、『ティーダ』などが属する中国最量販の小型車カテゴリーにおいて、競争激化で販売が伸び悩んだ。

日産の2014年1-11月の中国新車販売は、前年同期比1.7%増の約109万9700台。日産は2013年、中国で前年比17.2%増の126万6200台を販売。2014年度については、127万台に下方修正している。

《森脇稔》

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