日本オラクルは、組み込みJavaテクノロジーを採用し、車両の走行データを取得・分析できるコンセプトカーを開発したと発表した。
オラクルの組み込み用「Javaエンベデッド」やビッグデータ・アナリティクス基盤を活用し、あらゆるモノがインターネットにつながる「インターネット・オブ・シングス(IoT)」時代のコンセプトカーとして開発した。
コンセプトカーは、車載LANシステムを搭載したBMW『X5』をベースとし、イータスが提供するECU統合計測・適合・診断ツール「インカ」から走行速度、エンジン回転数、アクセル開度などの車両情報を取得する。
これをフリースケールのマイクロプロセッサ「i.MX 6シリーズ」上で、車両情報の収集・送信と、センサー制御を行う「オラクルJava ME エンベデッド8」、それらの情報を「オラクルJavaFX エンベデッド」を使ってダッシュボードに表示する。
コンセプトカーは、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンが12月4日にグランドプリンスホテル新高輪で開催する「フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン2014」で初公開する。