米国の自動車大手、フォードモーターは11月27日、同社初の欧州現地生産ハイブリッド車として、新型『モンデオ・ハイブリッド』の生産をスペイン・バレンシア工場で開始した。
新型『モンデオ』のハイブリッドは2012年9月、オランダ・アムステルダムで開催した特別イベント、「Go Further」で初公開。同社は2012年1月、デトロイトモーターショー12において、新型『フュージョン』をワールドプレミア。この北米向け主力中型セダンが、欧州市場には新型『モンデオ』として投入される。
新型モンデオのハイブリッドは、フォードモーターとしては、欧州市場で初めて発売する乗用ハイブリッド車となるのが特徴。
ハイブリッドシステムは、専用設計の2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたシステム。二次電池には、蓄電容量1.4kWhのリチウムイオンバッテリーを採用する。
11月27日、フォードモーターのスペイン・バレンシア工場から、新型モンデオ・ハイブリッドの量産第一号車がラインオフ。フォードモーターは「欧州複合モード燃費は23.8km/リットル。CO2排出量は99g/km」と、環境性能の高さをアピールしている。