国土交通省は、地域鉄道の今後のあり方を検討するため、「地域鉄道のあり方に関する検討会」を設置すると発表した。
地方での人口が減少する中でも地域の活力を維持、強化するため、地域公共交通ネットワークの確保が大きな課題となっている。これまで、交通政策基本法の制定や、地域公共交通の活性化及び再生に関する法改正が実施され、持続可能な地域公共交通ネットワークを形成するための環境整備が進められている。
特に地域鉄道は、住民の移動や、観光振興など地域の基盤として重要な役割を担っている。しかし、経営状況の悪化や、安全輸送確保などの課題も抱えている。
こうした中で、国交省では、地域鉄道の現状と課題を整理し、課題解決の方策などを議論するとともに、関係者間で問題を共有化するため、検討会を設置する。
1回目の検討会を11月27日に開催する。