カルソニックカンセイは、新型小型コンプレッサー「New-CRコンプレッサー」の生産を開始したと発表した。
今回開発した小型コンプレッサーは、クラストップの軽量・省動力で、自動車の燃費改善に貢献するとともに、圧縮機構の改良により起動時の静粛性を向上した。
具体的には、圧縮ガスの吐出損失低減によりエンジン負荷を9%低減した。コンプレッサー駆動動力を低減することでエンジン負荷が下がり、燃費が向上する。また、ダウンサイジング化、部品点数削減により同一性能比で10~20%軽量化した。エアコン始動時の起動性も向上することで静粛性・快適性の向上にも貢献する。
同社では今後、新型小型コンプレッサーの拡販を進め、2018年には国内・海外拠点で約300万台を生産する計画だ。