マセラティ ジャパンは11月19日、マセラティ創業100年記念モデルとなる『マセラティ クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション』を報道陣に公開した。世界100台の限定生産で、日本では12台を販売する、価格は2106万円、12月から納車を開始する。
マセラティ ジャパンのファブリッツィオ・カッツォーリ社長は同日都内で会見し、「この車は『クアトロポルテ GT S』をベースにゼニアを羽織っている。まずはペイント、外装は専用色のプラチナム・シルクをこの車だけに使っている。ホイールは通常のGT Sと同じデザインだが、色が専用色になっている。またBピラーには『エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション』の文字が刻まれたバッジが装着されている」と説明。
インテリアについては「通常のクアトロポルテのセンタートリムはポリッシュだが、サテン仕上げになっている。ダッシュボードのステッチも専用のものになっている。フロアマットも今回特別に用意している。またセンターコンソールには100台限定を示すバッジを備えている」としている。
さらに「いたるところにゼニア専用のファブリックが施されており、ルーフやサンバーザーにも使われている」とした上で、「これはゼニアのオーダーメイドのスーツを羽織っているという感覚」とも話した。
またスーツケースを始めサングラスや傘など18種類の限定グッズで構成されるオーナーズキットも用意されている。カッツォーリ社長は「このキットには車の内装と同じ素材が使われており、100万円相当の内容」とも明かした。