インクリメントPは11月5日、タイ・MappointAsia社との合弁で、ASEAN地域のデジタル地図データの整備拠点であるINCREMENT P ASIA株式会社(仮称)を設立すると発表した。
2015年のASEAN経済共同体(AEC)発足を控え、経済成長著しいASEAN諸国では、中間層・富裕層の拡大とともに、モバイル端末の普及、自動車保有率の増加など、事業機会の拡大が期待されている。
このような背景のもと、インクリメントPは、ASEAN地域におけるデジタル地図・位置情報事業を加速させるため、タイをはじめとするASEAN各国のデジタル地図データを保有するMappointAsia社と協力。ASEAN地域のデジタル地図データの整備を行う会社として、INCREMENT P ASIA社(仮称)を設立することに合意し、合弁会社の設立準備を開始した。
インクリメントPはデジタル地図データ制作における総合的な技術とノウハウを有しており、MappointAsia社の保有するデジタル地図データを融合・進化させることで、高品質な製品の提供が可能になるとしている。さらに将来的には、安全安心な自動走行に資する高精度な地図の提供を目指していく。