メルセデス・ベンツ日本は、車齢20~30年を経過したモデル向け再生部品の価格を11月から20%引き下げる。部品交換や修理の際に正規ディーラーへの整備入庫を促進するのが狙い。
値下げの対象となるのは1986~96年に販売された『190E』、『Eクラス』、『Sクラス』、『SLクラス』、『Gクラス』の再生部品で、ウォータ―ポンプ、オートマチック・トランスミッション、トルクコンバーター、オルタネーター、スターターなど700品番におよぶという。
アフターセールス営業部のゲルティンガー剛部長は「我々は再生部品をリマン部品と呼んでいるが、世界中で取り外しされた部品を回収して、ドイツで再生するという意味合い。簡単な再生というよりは、部品のコンポーネント自体を新品に変えるということも行っている。利点としては環境負荷が少なく、新品に比べて最大30%安いという内容になっている」と説明。
その上で「今回、日本で低年式車両をご愛用頂いているお客様に、さらに正規販売店に来やすくするために車齢20~30歳のリマン部品に関しては11月からさらに20%値下げする。今まで交換部品が高いなと感じている方々にも、是非足を運んで頂ければと思っている」と値下げの背景を述べた。