マイナーチェンジしたルノー『メガーヌGTライン』の狙いのひとつに、最新のパワートレイン搭載による、スポーティで快適な走りと高い経済性の実現がある。
エンジンは、「これまでの2リットルから、1.2リットルターボチャージャー付直噴エンジンに変更された。これは、昨年発売した『ルーテシア』や、『キャプチャー』、『カングー6速MT』に搭載しているものと同型のH5F型エンジンだ」とは、ルノー・ジャポンマーケティング部商品企画グループの光村聖子さんの弁。
「最高出力は132馬力(旧メガーヌは140馬力)。最大トルクは2000回転という低回転で205Nm(同3750回転で195Nm)と、2リットルエンジンに匹敵する性能を有している。更に、0-100km/hの加速では9.5秒と従来モデルよりも0.8秒短縮している」と、ダウンサイジングしたにもかかわらず、パワフルであることを強調する。
そのエンジンに組み合わされるトランスミッションは、「CVTから6速エフィシェントデュアルクラッチに変更された。このトランスミッションもルーテシア、キャプチャーに搭載されているものと同型だが、メガーヌGTラインに合わせて、ギアレシオが1速はより低く、6速はより高めとワイドレンジに設定されたことで、非常にスポーティなドライビングを楽しめるようになっている」と光村さん。
そして、これら最新のパワートレインを搭載した結果、燃費も大幅に向上した。「欧州ミックスモードでの燃費では、旧型が13.2km/リットルに対し、新型は17.9km/リットルと、35.6%と大幅改善を実現している」と語った。