気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年10月22日付
●ソニー低価格スマホ撤退、新興国で高価格機種に重点(読売・2面)
●景気判断下方修正,消費不振生産へ波及(読売・9面)
●QRコード、世界に浸透、デンソー子会社、開発から20年、情報分析新たなビジネスへ(朝日・8面)
●車のリース買うより得?(朝日・25面)
●自転車保険初の義務化、兵庫県が条例提案へ(毎日・27面)
●米のエアバッグリコール、474万台が対象(産経・10面)
●自動三輪エコの壁、排ガス・騒音で生産に陰り(日経・9面)
ひとくちコメント
小さな記事だが自転車を乗る人にとっては気になるニュースである。自転車の交通事故が相次いでいることを受けて、兵庫県が、使用者らに自転車保険への加入を義務付ける新条例を制定する方針を固めたという。
10月21日の東京朝刊が報じたほか、きょうの毎日なども取り上げている。それによると、自転車保険の加入を求める条例は全国で初めてで、兵庫県は早ければ2015年2月の県議会に条例案を提出する意向だそうだ。
兵庫県は今後、保険会社を公募し、年間1500~2000円程度の保険料で、事故でけがをさせた相手に払う賠償金を補償する自転車保険を新設。自転車販売店から客に加入を勧めてもらうことなどを検討しているが、罰則は設けないという。
兵庫県に限らず、歩道を猛スピードで走りぬけるなどマナーの悪い自転車事故が後を絶たない。保険の加入を義務付けることだけでは、事故を減らすことにはならないが、自動車の運転同様、自転車に乗る人も”走る凶器”であることをもっと自覚してほしい。